グルーヴを刻んで行く

膝をとんとん叩きながら、その拍子に合わせて一定のメロディを口ずさみます…。

 

「とんとん」はリズムで、ドラムに当たる部分。

そして、ここではメロディは「ベースライン」。 

 

重低音の楽器である、ベースの音の流れを、ドラムの音に合わせて口ずさんで行きます。

 

最初は、ドラムの音を刻む膝を叩く手も、たどたどしいのですが、

 

段々、そのドラムを叩く手が上達していきます。

 

ドラムが上達していく、と言っても、ドラムを叩く音が複雑になるのは置いておいて…、

 

身体の中で鳴っているリズムが、どんどん自動再生されていきます。

 

身体の感覚的な一面…自然な躍動で、ドラムのリズムを刻める様になって行きます。

 

それに合わせたベースの音も、段々リズムと同化していきます。

 

…実は、ベースという楽器もまた、リズムの楽器なんです。

 

 

ドラムを叩く音は、「拍」と言いますが、

心臓の脈拍と同様、「パルス」と訳されます。

 

心臓の鼓動が生命の躍動を刻むのを感じる時に、心臓が無意識に動き続けているのを感じませんか?

是非、心臓に手を当てて感じてみてください。。。

 

ハートの持つ何とも言えない感覚が、心臓の脈拍を刻む音と一緒になって、内側から手に伝わる響きとなって伝わってきます。

 

そんな感じで、グルーヴの練習の方も、段々、リズムと身体が一体化していくのを、

練習を重ねていく内に実感していました。

 

…実は私、リズムには疎い音楽プレイヤーです。

 

歌とメロディは奏でていても、リズムはちぐはぐだし、何より、想像しようとすると凄く無理をしなければならなくなってしまいます。

 

そういった理由があって、今から!リズムの勉強をしています。

 

ちなみにこういった、抽象度の高い、生命の躍動とも言うべき、心と身体が踊る様なリズムの感覚を一言で、

 

「groove(グルーヴ)」と言います。

 

まるで、小手先の技術だけでは音楽が成り立たない!と言われているかの様ですが、

このリズムの根幹がなし得て、初めて、人の心に伝わる演奏が出来るんですね。

 

よく

「泣く子もグルーヴする」

などと言われるミュージシャンがいたりもしましたが、

 

心と身体がグルーヴしていて、その根幹から発せられる音楽は、

聞く人さえもグルーヴさせてしまいます。

 

その演奏家と聴衆の間をつなぐそのグルーヴの感覚が、万人共通のものだからこそ、聴覚や触覚を通じて私達の中にとけ込んでくるんだと思います。

 

内面の輝きを増せば、周りに伝わって行くのは、

「本当はこういう姿が理想」

という理想の状態、何だかいいな、という状態が、

 

「全ての人に共通だ!」

 

という事実を伝えているのと同じ事が音楽でも起こっているのはとても不思議で、神秘的だと思います。